「ミニマリストを目指すなら、ベッドは処分すべき?」
「でも、床に布団を敷いて寝るのは体に悪そう…」
こんなふうに悩んでいる方、けっこう多いのではないでしょうか。
部屋の中で最も大きな面積を占めるベッド。ミニマリストにとっては「本当に必要なのか」と一度は考えてしまうアイテムですよね。
結論からお伝えすると、ミニマリストでもベッドはあったほうがいい場合が多いです。ただし、選び方次第で部屋を広くスッキリ見せることは十分可能です。
この記事では、ミニマリストにベッドが必要な理由から、部屋が狭く見えない選び方、タイプ別のおすすめまで詳しく解説します。最後まで読めば、自分に合ったベッドの選び方がきっと見つかるはずです。
ミニマリストにベッドは必要?結論から解説

ミニマリストにベッドは必要かどうか。これは「その人のライフスタイルによる」というのが正直なところです。
ただ、睡眠の質を重視するなら、ベッドを持つメリットは大きいといえます。
人は人生の約3分の1を睡眠に費やすといわれています。毎日の疲れを癒し、翌日のパフォーマンスを左右する睡眠環境に投資することは、ミニマリストの「本当に必要なものだけを持つ」という考え方にも合っているのではないでしょうか。
実際、ミニマリストとして有名なインフルエンサーの多くも、ベッドは手放さずに使い続けている方が多いようです。「ベッドを置いてもスッキリした部屋は作れる」という声もよく聞きます。
もちろん、布団やマットレスのみで快適に眠れる方もいます。大切なのは「ミニマリストだからベッドはいらない」と決めつけるのではなく、自分にとって本当に必要かどうかを見極めることです。
ベッドを置くメリット・置かないデメリット
「ベッドを置くか置かないか」を判断するために、まずはメリットとデメリットを整理してみましょう。
睡眠の質が上がりやすい

ベッドの最大のメリットは、良質な睡眠を取りやすいという点です。
マットレスのクッション性によって体重が分散されるため、床に布団を敷いて寝るよりも腰や肩への負担が軽減されます。特に腰痛持ちの方や、朝起きたときに体の痛みを感じやすい方にとって、この違いは大きいかもしれません。
また、床からの高さがあることで、冬の底冷えや夏の熱のこもりを感じにくくなるという効果も期待できます。
ホコリやハウスダストを避けられる

床から30cmほどの高さには、多くのホコリやハウスダストが舞っているといわれています。
床に直接布団を敷くと、寝ている間にこれらを吸い込みやすくなってしまいます。ベッドで床から距離を取ることで、より衛生的な睡眠環境を作れるでしょう。
アレルギー体質の方や、小さなお子さんと一緒に寝る場合は、特にこのポイントが重要になってきます。
収納スペースとして活用できる

意外かもしれませんが、ベッドを置くことで部屋がスッキリするケースもあります。
ベッド下を収納スペースとして活用すれば、チェストやタンスといった収納家具を減らせる可能性があります。収納付きベッドを選べば、衣類やシーズンオフの寝具、本などをまとめて収納でき、結果的に部屋全体の家具を減らせるかもしれません。
毎日の片付けが不要になる
布団を使う場合、毎朝たたんで収納する手間がかかります。忙しい朝にこの作業を続けるのは、正直なところ負担に感じる方も多いのではないでしょうか。
ベッドなら敷きっぱなしでOK。その分の時間と労力を他のことに使えます。「手間を減らす」という視点で考えると、ベッドはむしろミニマリスト向きの選択ともいえそうです。
ベッドを手放して後悔した人の声
「ミニマリストになるためにベッドを処分しよう」と考えている方もいるかもしれません。ですが、安易にベッドを手放すと後悔するケースも少なくないようです。
ここでは、実際にベッドを手放した人が感じやすいデメリットを正直にお伝えします。
床の硬さや冷たさが気になる

床に直接マットレスや布団を敷いて寝ると、床の硬さや冷たさをダイレクトに感じやすくなります。
特に冬場は底冷えがつらく、夏場は逆に熱がこもりやすいという声も。今までベッドで寝ていた方が急に床寝に切り替えると、体が慣れるまでに時間がかかることも多いようです。
「節約のためにベッドを処分したけど、結局マットレスを何枚も買い足すことになった…」という体験談もありました。
カビや湿気の問題が発生しやすい

人は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくといわれています。
マットレスや布団を床に直接敷いたままにしていると、この湿気が逃げ場を失い、カビが発生するリスクが高まります。マットレスの裏や床との接地面にカビが生えてしまい、買い替えを余儀なくされるケースも。
ベッドフレームがあれば通気性が確保され、このリスクを大幅に減らせます。
起き上がりに負担がかかる
床からの起き上がりは、ベッドからの起き上がりに比べて体への負担が大きいです。
若いうちはあまり気にならないかもしれませんが、年齢を重ねるにつれてこの差は大きくなります。腰痛や膝の痛みがある方にとっては、毎日の起き上がり動作がストレスになることも。
長く快適に暮らすことを考えると、ある程度の高さがあるベッドのほうが体に優しいといえるでしょう。
意外と生活感が出てしまう
これは少し意外かもしれませんが、布団を敷きっぱなしにしていると部屋が雑然とした印象になりがちです。
きちんと毎日収納すればスッキリしますが、押し入れがない部屋や収納スペースが限られている場合は出しっぱなしになってしまうことも。シンプルなデザインのベッドを置いたほうが、かえってミニマルな空間を演出できる場合もあります。
【部屋が狭く見えない】ミニマリスト向けベッドの選び方
ここからは、ベッドを置いても部屋が狭く見えないための選び方をご紹介します。ポイントを押さえれば、ミニマルな空間を保ちながらベッドのある生活を実現できますよ。
高さで選ぶ:ローベッドで開放感を演出

部屋を広く見せたいなら、高さの低いローベッドやフロアベッドがおすすめです。
天井までの空間が広がることで、実際の部屋より開放的に感じられます。ホテルの部屋に大きなベッドがあっても狭く感じないのは、シンプルな寝具でベッドの存在感を抑えているからです。
高さ30cm以下のローベッドを選ぶと、かなり圧迫感を減らせるでしょう。
デザインで選ぶ:ヘッドボードなしでスッキリ

ミニマリストには、ヘッドボード(頭側の板)がないベッドが人気です。
ヘッドボードがないだけで圧迫感がグッと減り、部屋がスッキリした印象になります。装飾や柄が少ないシンプルなデザインを選ぶことで、部屋全体の統一感も出しやすくなるでしょう。
ただし、スマホの充電や小物を置く場所が欲しい場合は、コンセント付きのスリムなヘッドボードがあるタイプを選ぶと便利です。枕元にサイドテーブルを置く必要がなくなり、かえって省スペースになることもあります。
カラーで選ぶ:部屋に溶け込む色を
ベッドのフレームカラーは、部屋のインテリアに合わせて選ぶのがポイントです。
ナチュラルな木目調は北欧テイストの部屋に馴染みやすく、ホワイトやブラックはモダンな雰囲気を演出できます。壁や床の色に近いカラーを選ぶと、ベッドの存在感を抑えて空間に溶け込ませることができます。
ベッドカバーやシーツも同系色でまとめると、さらにスッキリした印象に。
サイズで選ぶ:コンパクトサイズも検討
身長が160cm以下の小柄な方であれば、ショート丈やセミシングルサイズを検討してみるのもありです。
通常のシングルベッドは長さ約195cmですが、ショート丈は約180cm。横幅もセミシングルなら75〜90cmとコンパクトです。
限られたスペースを有効活用したいミニマリストにとって、サイズダウンは効果的な選択肢といえます。ただし、寝返りのしやすさや寝心地に影響する可能性もあるため、実際に試してから購入するのがおすすめです。
ミニマリストにおすすめのベッドタイプ
ここからは、ミニマリストに人気のベッドタイプを具体的にご紹介します。それぞれの特徴を理解して、自分のライフスタイルに合ったものを選んでみてください。
すのこベッド:通気性抜群でカビ対策にも

すのこベッドは、通気性に優れているのが最大の魅力です。
床板に隙間があるため湿気がこもりにくく、カビの発生を防ぎやすい設計になっています。シンプルなデザインのものが多く、ミニマルな部屋にも馴染みやすいでしょう。
耐荷重が高い頑丈なタイプを選べば、長く使い続けられます。「良いものを長く使う」というミニマリストの考え方にもピッタリです。
こんな人におすすめ
- 湿気やカビが気になる方
- シンプルで飽きのこないデザインが好きな方
- 長く使える丈夫なベッドが欲しい方
ローベッド・フロアベッド:部屋を広く見せる

ローベッドやフロアベッドは、高さを抑えることで部屋に開放感を生み出すタイプです。
マットレスを直置きしたような低さながら、フレームがあるため床からの湿気対策もできます。ヘッドレスタイプを選べば、さらにスッキリとした印象に。
狭い部屋でも圧迫感を感じにくいので、ワンルームや1Kにお住まいの方に特におすすめです。
こんな人におすすめ
- 部屋を広く見せたい方
- ワンルームや狭い部屋に住んでいる方
- おしゃれな寝室を作りたい方
折りたたみベッド:使わないときは収納

「日中は部屋を広く使いたい」という方には、折りたたみベッドという選択肢もあります。
使わないときは折りたたんで収納できるため、限られたスペースを有効活用できます。キャスター付きなら移動も楽で、ベッド下の掃除もしやすいのがメリットです。
ただし、毎日折りたたむ手間がかかる点は考慮が必要。「その手間をかけてでも日中のスペースを確保したい」という方には向いているでしょう。
こんな人におすすめ
- 日中は部屋を広く使いたい方
- 来客用のベッドを探している方
- 引っ越しが多い方
収納付きベッド:他の家具を減らせる

収納付きベッドは、ベッド下を収納スペースとして活用できるタイプです。
引き出し付きや跳ね上げ式など、さまざまなタイプがあります。衣類や寝具、書籍などを収納できるため、チェストやタンスといった収納家具を減らせる可能性があります。
「物は減らしたいけど、収納場所は確保したい」という方にとって、一石二鳥の選択肢といえるでしょう。
こんな人におすすめ
- 収納スペースが足りない方
- 他の収納家具を減らしたい方
- クローゼットが小さい部屋に住んでいる方
パレットベッド:自由度の高いDIY感覚

パレットベッドは、物流で使われる木製パレットをベッドフレームとして活用したタイプです。
複数のパレットを組み合わせて使うため、サイズ変更やレイアウト変更が自由にできます。使わないときは積み重ねてサイドテーブルやベンチにすることも可能。
シンプルで無骨なデザインは、インダストリアルテイストやナチュラルテイストの部屋によく合います。価格も比較的リーズナブルなものが多いです。
こんな人におすすめ
- 自分でカスタマイズしたい方
- インテリアにこだわりがある方
- 引っ越しや模様替えが多い方
脚付きマットレス:シンプルさを極めた一体型

脚付きマットレスは、マットレスと脚が一体になったシンプルなベッドです。
フレームがない分、見た目がスッキリしていて圧迫感を与えにくいのが特徴。組み立ても簡単で、届いたらすぐに使い始められます。
ただし、マットレスを裏返して使えないため寿命が短めだったり、ヘッドボードがないため枕元に小物を置けなかったりというデメリットも。シンプルさを追求したい方には向いています。
こんな人におすすめ
- とにかくシンプルなベッドが欲しい方
- 組み立てが苦手な方
- 一人暮らしを始める方
ベッドの代わりになる選択肢
「やっぱりベッドは置きたくない」という方のために、ベッドの代わりになる選択肢もご紹介しておきます。それぞれのメリットと注意点を理解した上で検討してみてください。
マットレスのみ:すのこと組み合わせて

ベッドフレームを置かず、マットレスだけで寝るという方法もあります。
ただし、直接床に置くとカビが発生しやすいため、すのこを敷いて通気性を確保するのがおすすめです。折りたたみできるマットレスを選べば、日中はコンパクトに収納できます。
厚みは20cm以上(折りたたみタイプなら10cm以上)あると、床の硬さを感じにくくなります。三つ折りタイプなら立てかけて干すこともできて便利です。
敷布団:毎日収納できる

敷布団は使わないときにたたんで収納できるため、部屋を広く使いたい方に向いています。
ただし、マットレスに比べて薄いものが多いため、床の冷たさや硬さを感じやすいというデメリットも。毎朝たたむ手間もかかるので、朝忙しい方には向かないかもしれません。
押し入れやクローゼットに収納スペースがある場合に検討してみてください。
ソファベッド:一台二役で省スペース

家具を増やしたくない方には、ソファベッドという選択肢もあります。
日中はソファとして、夜はベッドとして使える一台二役のアイテム。部屋に置く家具を最小限に抑えられます。
ただし、一般的なベッドに比べると寝心地が劣る傾向があります。また、毎日ソファとベッドを切り替える手間がかかる点も考慮が必要です。「ベッドよりソファを優先したい」という方であれば検討してみてもいいでしょう。
【タイプ別】あなたに合ったベッド診断
「結局、自分にはどのベッドが合っているの?」という方のために、タイプ別のおすすめをまとめました。当てはまるものをチェックしてみてください。
部屋を広く見せたい人
おすすめ:ローベッド・フロアベッド
高さを抑えることで天井までの空間が広がり、部屋に開放感が生まれます。ヘッドボードなしのシンプルなデザインを選ぶと、さらにスッキリした印象に。寝具もベッドと同系色でまとめるのがコツです。
収納スペースを確保したい人
おすすめ:収納付きベッド・高さのあるすのこベッド
ベッド下を有効活用することで、他の収納家具を減らせます。引き出し付きタイプなら取り出しやすく、跳ね上げ式なら大容量の収納が可能です。収納ケースを入れられる高さのベッドを選ぶのもありです。
睡眠の質を重視したい人
おすすめ:すのこベッド+高品質マットレス
通気性の良いすのこベッドに、体に合ったマットレスを組み合わせるのがおすすめ。フレームはシンプルなものを選び、マットレスに投資するという考え方もミニマリスト的でいいですね。
柔軟性を重視したい人
おすすめ:折りたたみベッド・パレットベッド
ライフスタイルの変化に対応しやすいベッドを選びたい方には、折りたたみベッドやパレットベッドがおすすめ。引っ越しや模様替えにも柔軟に対応できます。
とにかくシンプルがいい人
おすすめ:脚付きマットレス・ヘッドレスすのこベッド
余計なパーツがないシンプルなベッドは、ミニマルな部屋にぴったり。組み立ても簡単で、見た目もスッキリ。「これだけあればいい」というベッドを選びましょう。
ミニマリストの寝室を作る3つのコツ
最後に、ベッドを置いてもスッキリとしたミニマルな寝室を作るためのコツをご紹介します。
色を統一する
部屋の色を統一すると、視覚的にスッキリした印象になります。
ベッドフレーム、シーツ、カーテン、ラグなどを同系色でまとめてみましょう。ホワイトやグレー、ベージュなどのニュートラルカラーでまとめると、ミニマルな雰囲気を演出しやすいです。
ホテルの部屋を参考にするのもおすすめ。大きなベッドがあっても広く感じるのは、色やデザインが統一されているからです。
床面積の1/3以内に家具を抑える
部屋をスッキリ見せるためには、家具が占める床面積を部屋全体の約3分の1以内に抑えるのがポイントです。
ベッドは大きな面積を占めるため、他の家具はできるだけ減らすことを意識しましょう。サイドテーブルの代わりにベッドのヘッドボードを活用したり、収納付きベッドでタンスを減らしたりと、工夫次第で家具の数を減らせます。
床が見える面積が多いほど、部屋は広く感じられます。
余計な装飾を省く
ミニマリストの寝室では、余計な装飾を省くことも大切です。
枕元に小物を置きすぎない、ベッド周りに必要以上のものを置かないなど、シンプルさを意識しましょう。本当に必要なものだけを厳選して置くことで、落ち着いた睡眠環境を作れます。
「ここにあったほうが便利だから」ではなく、「ここになくても困らないか」という視点で見直してみてください。
まとめ:ミニマリストこそベッド選びにこだわろう
ミニマリストだからといって、必ずしもベッドを手放す必要はありません。むしろ、質の高い睡眠を確保するためにベッドを選ぶのは、とても合理的な判断だと思います。
ポイントは、「ただベッドを置く」のではなく、部屋をスッキリ見せる工夫をしながら選ぶこと。
ベッド選びの3つのポイント
- 高さ:ローベッドで開放感を演出
- デザイン:ヘッドボードなし・シンプルなものを選ぶ
- 機能:収納付きなら他の家具を減らせる
大切なのは、「ミニマリストらしいから」という理由で選ぶのではなく、自分の生活に本当に必要かどうかを考えること。睡眠は毎日のことですから、ここで妥協してしまうと生活全体の質に影響します。
この記事を参考に、あなたにとってベストな選択を見つけてみてください。きっと、スッキリとした部屋と快適な睡眠の両方を手に入れられるはずです。


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