クローゼットを開けるたびに、「あの服どこだっけ…」と探し回っていませんか?
せっかくの収納スペースも、ケースを使わずにただ詰め込んでいるだけでは、デッドスペースが生まれたり、服がシワになったりと悩みが尽きないものです。実際、私も以前は「とりあえず入ればいい」とケースなしで収納していた時期がありました。でも、適切な収納ケースを導入してからは、衣替えの時間が半分以下になり、毎朝の服選びがぐっとラクになったんです。
この記事では、クローゼット収納ケースの選び方から、素材・タイプ別の特徴、実際の活用術までを徹底解説します。読み終わる頃には、あなたのクローゼットにぴったりの収納ケースが見つかるはずです。
クローゼット収納ケースを使うメリット
収納ケースなしでもクローゼットは使えます。でも、ケースを使うことで得られるメリットは想像以上に大きいものです。
まず、空間を立体的に使えるようになること。クローゼットの下部は、ハンガーにかけた服の下にぽっかりと空間が生まれがちです。ここに収納ケースを置けば、今まで無駄にしていたスペースが有効活用できます。一般的なクローゼットでは、ケースを導入することで収納量が1.5〜2倍になるケースも珍しくありません。
次に、衣類を守れるという点。ホコリ、湿気、虫害から大切な服を守るには、ケースに入れておくのが一番です。特にオフシーズンの衣類は長期間そのままになるため、ケースなしだと知らないうちにダメージを受けていることがあります。
そして何より、**「見つけやすい・戻しやすい」**という日常のストレス軽減効果。透明なケースなら中身が一目でわかりますし、ラベルを貼れば家族みんなが同じルールで使えます。「あれどこ?」と聞かれることも減りますよ。
クローゼット収納ケースの選び方
サイズの測り方
収納ケース選びで最も多い失敗は「サイズ違い」です。せっかく買ったケースがクローゼットに入らない、あるいはスカスカで無駄なスペースができてしまう——これ、本当にがっかりしますよね。
測るべき3つの寸法
クローゼット内の寸法は、以下の3箇所を正確に測ってください。
- 奥行き:クローゼットの内側の奥行き。扉のレールがある場合は、レールの内側から測ります
- 幅:左右の壁の内寸。複数のケースを並べる場合は、合計幅が収まるか確認を
- 高さ:ハンガーパイプの下から床までの高さ。引き出しタイプなら、引き出した状態で扉に当たらないかも要チェック
ここで大事なのは、測った寸法から2〜3cm引いた数値でケースを選ぶこと。ギリギリサイズを選ぶと、入れるときに苦労したり、取り出しにくくなったりします。
具体的な測定手順
メジャーを用意したら、まずクローゼットの中を空にします。棚板がある場合は棚板の位置もメモしておきましょう。測定後は、スマホで写真を撮っておくと買い物のときに便利です。私はいつもクローゼットの内側にマスキングテープで寸法を貼り付けています。こうしておくと、急に「あのスペースにケース追加したいな」と思ったときにもすぐ確認できます。
素材別の特徴
収納ケースの素材は大きく3種類。それぞれにメリット・デメリットがあるので、用途に合わせて選びましょう。
プラスチック製
最も一般的で、種類も豊富なのがプラスチック製です。
- メリット:丈夫で長持ち、水拭きできて清潔を保ちやすい、透明タイプなら中身が見える、積み重ねても型崩れしにくい
- デメリット:重い、通気性がないため湿気がこもりやすい、処分時にかさばる
- 向いている収納物:普段使いの衣類、下着・靴下、小物類
プラスチック製を選ぶなら、完全密閉タイプより通気口のあるタイプがおすすめ。日本の住宅は湿気がこもりやすいので、密閉しすぎるとカビの原因になることがあります。
布製(不織布・ポリエステル)
軽くて扱いやすいのが布製の特徴です。
- メリット:軽量で持ち運びしやすい、使わないときは折りたためる、通気性が良い、やわらかいので衣類を傷つけにくい
- デメリット:形が崩れやすい、汚れると洗いにくい、虫害を完全には防げない
- 向いている収納物:オフシーズンの衣類、布団・毛布、バッグ・帽子
不織布製は特に「衣替えで一時的に使いたい」という方に人気です。正直なところ、数年使っているとへたってくることもありますが、価格が手頃なのでその点は割り切れるかなと思います。
紙製・段ボール
エコ志向の方に支持されているのが紙製です。
- メリット:環境にやさしい、軽い、吸湿性がある、処分が簡単
- デメリット:耐久性が低い、水濡れに弱い、重いものを入れると潰れる
- 向いている収納物:軽い衣類、アクセサリー、季節の小物
最近はおしゃれなデザインの紙製ボックスも増えています。見せる収納として棚の上に置くなら、インテリア性の高い紙製を選ぶのもアリですね。
タイプ別の使い分け
収納ケースは形状によって得意分野が違います。「どこに」「何を」しまうかで使い分けましょう。
引き出しタイプ
クローゼット収納の定番といえばこれ。無印良品やニトリの引き出し式ケースは、もはや収納界の殿堂入りアイテムですよね。
- 最適な設置場所:クローゼットの下段、押入れ
- おすすめの収納物:Tシャツ、カットソー、下着、靴下、パジャマ
- 選び方のコツ:奥行きはクローゼットに合わせる、高さは入れる衣類の畳んだサイズ+5cmが目安
引き出しタイプの最大の強みは、上に別のケースを重ねられること。同じシリーズで揃えれば、ぴったりスタッキングできて見た目もすっきりします。
フタ付きボックスタイプ
オフシーズンの衣類収納にはフタ付きボックスが便利です。
- 最適な設置場所:クローゼットの上段(枕棚)、押入れの天袋
- おすすめの収納物:冬物コート・ダウン、布団、季節のイベント用品
- 選び方のコツ:取っ手付きだと高い場所からも取り出しやすい、防虫剤を入れるならフタがしっかり閉まるものを
フタ付きボックスは、取り出す頻度が低いものに向いています。逆に言えば、毎日使うものをここに入れてしまうと、フタの開け閉めが面倒になるので注意してください。
吊り下げタイプ
クローゼットのハンガーパイプに吊るして使うタイプです。
- 最適な設置場所:クローゼットのハンガーパイプ
- おすすめの収納物:バッグ、帽子、ストール・マフラー、靴下・タイツの仕分け
- 選び方のコツ:ポケットの数とサイズをチェック、使用時に安定感があるか確認
吊り下げタイプは、デッドスペースになりがちなハンガーの間を有効活用できます。ただし、重いものを入れすぎるとパイプに負担がかかるので、軽めのアイテムを収納するのがベターです。
収納効率を上げるケースの配置術
ケースを買っただけでは収納上手にはなれません。配置の工夫で使いやすさが大きく変わります。
ゴールデンゾーンを意識する
人間工学的に、最も取り出しやすい高さは腰から目線までの範囲。この「ゴールデンゾーン」には、使用頻度の高いアイテムを置きましょう。
- 上段(目線より上):季節外の衣類、使用頻度の低いもの
- 中段(腰〜目線):毎日使う衣類、よく着る服
- 下段(腰より下):引き出しケースを置いて、たたむ衣類を収納
「見える化」でリバウンド防止
せっかく整理しても、しばらくすると元通り……という経験はありませんか?これを防ぐには「見える化」がカギです。
- 透明ケース:中身が一目でわかるので、つい詰め込みすぎるのを防げる
- ラベリング:家族全員が同じ場所に戻せるようになる
- 写真ラベル:小さなお子さんでも自分で片付けられる
我が家では、子どもの衣類ケースにイラスト付きラベルを貼っています。「パジャマ」「したぎ」など、ひらがなとイラストで表示したら、5歳の子どもでも自分で準備できるようになりました。
奥行きのあるクローゼットの攻略法
奥行きが深いクローゼットは収納力がある反面、奥のものが取り出しにくいという弱点があります。
解決策1:キャスター付きケースを使う 奥に入れたケースも、キャスターがあればスッと引き出せます。
解決策2:奥と手前で季節を分ける 手前にオンシーズン、奥にオフシーズンの衣類を配置。衣替えのときに前後を入れ替えるだけで済みます。
解決策3:ケースのサイズを統一する 奥行き方向に2つのケースを並べる場合は、同じシリーズで揃えると無駄なすき間が生まれません。
【用途別】おすすめ収納ケースの選び方
普段着・カジュアル服の収納
毎日着るTシャツやデニムは、取り出しやすさが最優先です。
おすすめタイプ:引き出し式プラスチックケース(透明 or 半透明) サイズの目安:幅40cm×奥行55cm×高さ18〜24cm程度 ポイント:
- 浅型を選ぶと、立てて収納したときに服が見やすい
- 深型は冬物のニットなど厚手の衣類に向く
立てる収納のコツ Tシャツやカットソーは、引き出しに立てて収納するのが基本。こうすると「どこに何があるか」が一目でわかり、下の服を取り出すときに上の服を崩す心配もありません。畳み方は、最終的に長方形になるように意識してみてください。
下着・靴下・小物の収納
バラバラになりやすい小物類は、仕切りがあるケースを使うのが鉄則です。
おすすめタイプ:仕切り付きの浅型ケース、または後から仕切りを追加できるタイプ サイズの目安:幅30〜40cm×奥行35〜40cm×高さ8〜12cm ポイント:
- 靴下は丸めずに折りたたんで立てると、取り出しやすく型崩れも防げる
- 下着は種類ごとに仕切ってスペースを確保
100円ショップの仕切り板を使えば、手持ちの引き出しケースを小物収納に改造することもできます。仕切りの位置を自由に変えられるので、収納するものが変わっても対応しやすいですよ。
オフシーズンの衣類収納
しばらく使わない衣類は、保管環境が大切です。
おすすめタイプ:フタ付きボックス(防虫剤を入れやすいもの) サイズの目安:できるだけ大きめサイズ(ダウンやコートがゆったり入るもの) ポイント:
- 圧縮袋で小さくしてからケースに入れると省スペース
- 防虫剤は衣類の上に置く(成分は空気より重いので上から下に広がる)
- 除湿剤も一緒に入れるとカビ予防になる
ダウンジャケットは圧縮しすぎると羽毛が傷むので、軽く空気を抜く程度にとどめましょう。高価なコートやスーツは圧縮せず、ゆったりめのボックスに入れるか、クリーニング後の保管サービスを利用するのもひとつの方法です。
バッグ・帽子の収納
型崩れしやすいバッグや帽子は、収納ケース選びが特に重要です。
おすすめタイプ:仕切り付きの布製ボックス、または吊り下げタイプ ポイント:
- バッグは立てて収納(横に倒すと型崩れの原因に)
- 帽子は重ねず、1つずつ仕切られたスペースへ
- 使わないバッグには詰め物を入れて形をキープ
バッグの中に新聞紙や不織布を詰めておくと、型崩れ防止になります。ブランドバッグに付いてきた保存袋がある場合は、それに入れてからケースに収納するとホコリも防げて一石二鳥です。
収納ケースを長く使うためのお手入れ
プラスチックケースのお手入れ
プラスチックケースは丈夫ですが、定期的なお手入れで寿命がさらに延びます。
- 普段のお手入れ:乾いた布でホコリを拭き取る
- 汚れが気になるとき:中性洗剤を薄めた水で拭き、その後水拭き→乾拭き
- 黄ばみ対策:直射日光を避けて保管する(紫外線で黄ばみが進行)
年に1〜2回、衣替えのタイミングで中身を全部出してケース自体を掃除すると、清潔な状態を保てます。
布製ケースのお手入れ
布製ケースは汚れを放置するとカビの原因になるので注意が必要です。
- 普段のお手入れ:掃除機でホコリを吸い取る、または粘着クリーナーで表面のゴミを除去
- 汚れたとき:洗濯表示を確認。洗えるものは手洗い、または洗濯ネットに入れて弱水流で
- カビ予防:天気の良い日に陰干しして湿気を飛ばす
布製は洗えるものが多いのがメリットですが、乾燥が不十分だと逆にカビが発生します。しっかり乾かしてから使いましょう。
よくある質問(Q&A)
Q. ニトリ、無印良品、100均……どこで買うのがいいですか?
A. 用途によって使い分けるのがおすすめです。
- 長く使うメインの引き出しケース:無印良品、ニトリ、天馬など品質重視で
- 仕切りや小物用のサブケース:100均で十分なことが多い
- 見せる収納・インテリア重視:IKEAやフランフランなどデザイン性の高いブランド
Q. 収納ケースはどれくらいの頻度で買い替えるべき?
A. 明確な寿命はありませんが、以下のサインが出たら買い替え時です。
- プラスチックが黄ばんで汚く見える
- ひび割れやゆがみが出てきた
- 引き出しがスムーズに動かない
- 布製の場合、生地が薄くなったりほつれてきた
Q. クローゼットの湿気対策はどうすればいい?
A. 収納ケースだけでなく、クローゼット全体の湿気対策が大切です。
- 除湿剤をクローゼット内に置く(床と上部の両方に)
- 定期的に扉を開けて換気する
- 衣類は完全に乾いてからしまう
- 詰め込みすぎない(空気の流れを確保)
Q. 賃貸でもできる収納の工夫はありますか?
A. 壁に穴を開けずにできる方法はたくさんあります。
- 突っ張り棒で棚を増設
- 吊り下げ収納でデッドスペース活用
- キャスター付きケースで移動しやすく
- ドア裏にフック式の収納を追加
まとめ
クローゼットの収納ケース選びで大切なのは、サイズを正確に測ること、素材とタイプを用途に合わせて選ぶこと、そして配置を工夫することです。
おさらいすると……
- サイズは実寸から2〜3cm引いたものを選ぶ
- プラスチック製は耐久性重視の日常収納に
- 布製は軽さと通気性重視のオフシーズン収納に
- 引き出しタイプは毎日使う衣類に、フタ付きボックスは長期保管に
- 取り出しやすいゴールデンゾーンには使用頻度の高いものを
収納ケースを上手に使えば、毎朝の服選びがスムーズになり、クローゼットを開けるたびにスッキリした気持ちになれます。ぜひこの記事を参考に、あなたにぴったりの収納ケースを見つけてください。
まずは今のクローゼットのサイズを測るところから、始めてみませんか?

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